06
私が見ているもの
私は私が誇らしいので
存分に表現することにした
この赤く熱い体を持って指差したものは
皆の真実になるし
私がこうといえばそれは絶対的な価値がそこに指し示される
私が思ったことは絶対にそうなる
私が見つけたものは絶対の価値がある
私が話したことは世界の真実
断言し続けることができるのは
理由がないから
理由がないことが揺るぎない証拠
私は熱く私の体を浮かびかがってくる
真実を堂々と手のひらで世界に叩きつける
私は男性的な炎の神
絶対的な価値を見つけることにこの世で一番の才覚が備わっている
私は人に物に場所に景色に
そのものの持つ真実を見つけていく
そしてそれらをつなぎ合わせて
私の選んだものが溢れている世界を作っている
そこは新しい宇宙
私が良しとこの手で選んだものがつながりあい
強靭に活きている世界
炎に彩られて
私の世界は美しくある
何人たりとも私が繋げた世界を汚すことができない
堂々と選び肯定する姿に自分で魂が震える心地
この私が繋げた実用的な世界は
どこに持っていっても
揺るぐことがない
そのものの生い立ち派生から私は見定め
ごまかしや濁りのないものを見ている
変わりようがない種を適切に繋げているから
有機的な変化はあっても
質が変わることは消してない
私は断言する
この宇宙に私が選び繋げた世界が
赤々と光ってあることを
私は断言する
この宇宙に永遠不滅の真実を繋げたことを
私は断言する
そして
私もまた
私によって選び繋げられた私の世界の根幹であり
選ばれたことによって
軽やかなおんなの御技を信じることができた
炎の神としての私を内包する
軽やかな女性の手あそびに
私は安堵する
熱く燃える火を
軽やかに手で遊ばせて
価値の火を灯していくおんなは
とても幸せそうで
私は私が選び繋げた世界が
間違っていないことを
また確信した
自分にしかわからない視点で見つけた価値
人に勧める
火がついている
断言する
手あそびのスタンス
場所に制限がない
オレンジ 赤
乳白色
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