５７

５７

私は出かけていくのが好き

心から「楽しい」を

堪能するために

あちこちに出かけて

わー！と

たくさん呼吸して

感じるのが好き

だから私は

行き先が欲しい

見たことのないもの

楽しませてくれるもの

私を遊ばせて

この感受性を使わせてくれるものが好き

行きたいところがたくさんある

私は私が惹かれる振れ幅を

あちこちにたくさん欲しい

同じくらい

私には泣きたいほど欲しいものがある

それは

私が帰ってくるための軸

「楽しい」を

味わった後に

私が戻ってくるための

軸になる場所が欲しい

この軸に帰ってこれるのでなければ

私はどこにも行きたくない

帰れないのなら

方々に出かける楽しみは

一瞬でまやかしになってしまう

帰ってこられないなら

出かけられない

だからどこにもいかない

そのうち

私は心の中の両極を見つけた

軸と振れ幅が

私の中で両方揃う時がきた

両方が私の中に揃った

そうした時に

私は

軸にいながら

振れ幅で「楽しい」を味わっていた時のことを

まざまざと思い出せるようになった

振れ幅にいながら

心の支柱にたどり着いて

軸の安定感を

携えていることができるようになった

だから

どこにいても

わたしはわたしの宇宙にいたまま

どこまでもいくことができる

そうして繋がった先には

わたしと同じように

自分の宇宙にいたまま

色々な風景を楽しむ仲間がいる

一人ではできなかったことも

仲間と繋がることでできるようになる

例えばそれは

時間の概念をなくすこと

一人一人が自分の宇宙の中にいると

過去にゆくことが可能になる

未来にゆくことも可能になる

どこの地点に行っても

その先々で

わたしはわたしの宇宙を

楽しんでいられるようになる

人生のどの場面も

わたしにとっては１番のエンターテイメントだった

それは過去も未来もそう

わたしはわたしの人生がこわくない

わたしはわたしの人生が楽しい

こんな風に

時間　場所　色　感情　人々が

カラフルな海の波のように

様々な魅力のあるものが

目の前に広がっていくから

その波のうちのどれを選んで

どれを滑るかを

わたしは選んでこられたのだから

わたしはわたしの自由を

ちゃんと使って生きているのだ

最初に振れ幅を見つけ

戻るための軸を見つけ

両方が自分の中に揃い

自分の宇宙に入り

みんなの宇宙と繋がり

過去と未来を見にゆき

今に広がる

広大なカラフルな波の

どれに乗るかを選ぶ

こんなに理想的で

美しい旅の予定は

他にはない

そうしてたくさんのことを味わって

旅行から帰ってきた時

わたしはまた

わたしの戻る場所としての

新しい軸を

発見する

自分がどんどん拡大していくのを

しあわせに思う

わたしのしあわせな旅行は

まだ先へ

繋がっている