top of page
検索
  • sunao

95


95


わたしはやりたい



わたしは自分が決めたことをやりたい



例えばそれは

川に流れる船の大きさを決めること


一番の皮の流れにふさわしい

船の大きさや単位を

わたしが決める





例えばそれは

花園を囲う柵を作ること

大切な植物を守るために

必要な枠を施すこと






例えばそれは

わたしが愛するものを

きちんと箱にしまうこと


適切に扱うことで

わたしは自分の愛するものを

守っている





わたしはそうやって

自分が決めることを

とても大事にしている



誰かに決められるよりも


わたしがこの人生で携わるものは



わたしが

扱い方を決める



それがわたしの愛の伝え方




緑の葉が茂る花園にいるとき


わたしは自分がこの植栽たちを

守っていると

知っていた



わたしがこの緑の葉たちを

保護するべく

金属の

立派な策を設置した



わたしはそうやって

守ることがわたしの使命だと感じていた






わたしは守られることに

大変よわい



誰かがわたしを守ってくれていると知ったとき



わたしは自分の体の輪郭が

まるで一瞬のうちに消えてしまったように

ふにゃりと柔らかくなる



これは

守られている状態が


わたしのハートの奥深くに

一瞬で届き

そこにある

赤い宝石でできた核を

貫き

幸せが核の中でスパークするからだ




わたしはこの感覚を

何者にも代えがたい



他のことでは感じない


類稀なる幸せだと感じていた



わたしの胸の奥に

届いた

守られることのしあわせは

わたしの存在を溶かした




こうやって守られているから

わたしは

こんなにしあわせなのだ



それは体が柔らかく溶けてしまうほどに

わたしを喜ばせる



体があるからこそ

感じられることだった



魂でいるときは

それ以上に変形しようがないから


体を持って初めてできる

しあわせの表現だった



守る決める定めるわたしと

守られて溶けているわたしは

同じわたしだったから


わたしはいつでも

安心して

わたしでいることができた




守っているときには

守られる喜びを


守られているときは

守っているときの充足感を


味わっていた




天から見たらきっと


わたしは自分を愛する方法を


守るわたしと

守られるわたしに分かれることで


生み出したように見えているだろう



永遠に終わらない追いかけっこのように

わたしはわたしと付き合っている



愛することとと

愛されることの

どちらもを

わたしは備えている

わたしはわたしでいるだけで

そのことを

あらゆる時間に

感じている



胸が震え

ときめくこの

わたしの中の

しあわせな追いかけっこ



そこまでいっても


わたいがわたしを愛するこの

遊びは終わらない




天から見たら

可愛らしくくるくると追いかけ合っているように見えるだろう




わたしの宇宙は

いつもそんな風に回転して


新しい糧を生んできた



糧は

わたしがわたしを愛することで

生み出される



永遠に終わらない追いかけっ子をしながら



わたしはまた


わたしの中の

赤い宝石が

むくむくと育ち


もう一人のわたしに愛を伝えようとするのを感じた




わたしに愛されて



わたしはしあわせに


緑の植栽の中で


微笑んでいた





Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page