01 わたしは見にきた
自分の意識の中で
無限に広がる花畑
どこまでも続く
柔らかで淡く輝いている地平
誰かに教わったものではなく
自分の中にすでにある
絶対的な幸福のかたちと
誰も入り込ませられない
一人で幸福を味わっている時間
わたしの中には
無限に広がる平野
柔らかいピンク色の花が
見渡す限りに咲いている
誰にも教わらなくとも
私はこの花の平野を
私の内側に持っている
誇らしくゆたかな心地
誰にも教わらなくとも
この幸せを知っている安堵
私は私がこの無限の花畑を
自分の中に持っていると
すでに知っている誇らしさ
地球と一体になっている
ふいに背中から喜びがあふれ出す
このまま仰向けになり背中から地球に溶けて
はいっていく快感
この快感が地球を喜ばせる
一人遊びの極致
優しく自由な状態を完全に保護されている
この状態を満足に味わうこと
私は私を思い出している
ラナンキュラス
ワンピース
野原 ひらけた平野
あおむけになれるカウチ
ペンダント
デコルテの開いた服
安堵感
自分に許されている心地
自分以外の師を持っていない
完璧にひとりの時間
すでに知っていることだけで完成されている
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